佐藤のこなみかん

アニメのこなみかんを書いていきます。ほんとにこなみかんです。

鉄腕アトム(1963)をちびちび見てたまに紹介。 68話 誰がために壁は空く

鉄腕アトム(1963) 第68話 時計塔の秘密の巻

暗闇をサーチライトが照らす中、空港に一機の航空機が到着した。夜のフライトを終え、乗客たちは思い思いに席を立っていく。そんな乗客たちの様子を、静かに観察している女がいる。女は写真を手に、二人組の男を探しているようだ。しばらくして、その二人組が機内から現れた。女は近づき語り掛ける。

「テンポ博士ですね?お迎えに参りました。こちらにどうぞ…」

3人を乗せた車は、夜の街を走り抜け、街中の寂れた時計台の前で止まった。近くの住民にはもっぱらお化け屋敷と呼ばれているその不気味な時計台は、10年前までは時計博物館だったようだ。中では無数の時計が、それぞれ止まった世界の時間を示し続けている。

3人は時計台の中に大型の望遠鏡を設置し、中を覗き込む。

「フフッ、これはいい。我々のために作ってあるようなものだ…」

3人の覗く、その先には、お茶の水博士が長官を務める科学省が悠然とそびえ立っていた。

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鉄腕アトム(1963)をちびちび見てたまに紹介。 64話 足が飾りなわけないだろ!

鉄腕アトム(1963)  第64話 コウモリ伯爵の巻 演出:坂本雄作

チックとタックのコンビは山の中で迷っていたところ霧に囲まれた洋風の村にたどり着く。

一晩止めてもらえないかと家々を回る二人だったが、どの家からも何の反応もない。何かのまじないなのか、どの民家の戸にも何故か十字架とにんにくの花が飾ってある。

なんて冷たい村なんだ、と訝る二人は町はずれに寂れた洋館があるのを発見する。覗いてみると中はすっかり荒れ果てており、今は誰も住んではいないようだ。

二人は一晩ここで過ごすことにする。しかし、二人がもう寝ようというとき、部屋の隅の棺が静かに開いた。

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鉄腕アトム(1963)をちびちび見てたまに紹介。54話 捨て子と親

鉄腕アトム(1963)  54話 アルプスの決闘の巻 脚本:本間文幸 演出:林重行

アトムの前にアトムの生みの親、天馬博士が現れる。

天馬博士は今まで正気を失い、各地を意識がないまま彷徨っていたのだという。

今やっと正気に戻った、また一緒に暮らそう、と言う天馬博士をアトムは否定する。自分勝手だ、僕をサーカスにやったのはあなたでしょう、と。

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