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佐藤のこなみかん

アニメのこなみかんを書いていきます。ほんとにこなみかんです。

鉄腕アトム(1963)をちびちび見てたまに紹介。7話、首なしアトムの覚悟

最近2日に1話くらいのペースで日本初の30分テレビアニメらしい「鉄腕アトム」を見てます。

色が付いてないのと手塚流のギャグ演出が流石に古臭いですが、そこに目をつむれば、最初のテレビアニメという割には絵も綺麗でよく動いていますし、お話もロボットを主軸に社会問題に少し触れていたりと今のところかなり楽しんでおります。単純に、この時代からこれが出来るのか!っていう時期的な感動が見ていて多いですね。全部で200話くらいあるのでちびちびと見ていくつもりなんですが、長すぎて折角見ていても忘れそうなので忘れたくない話だけブログに書いていこうと思います。

鉄腕アトム(1963) 7話「アトム大使

 

で、7話を見たのもすでに5日くらい前なので早くもうろ覚えなのですが、この回は地球へ宇宙人が移住を求めて来訪するお話です。最初は同じ宇宙に住む仲間に会えたと歓迎ムードだった地球側でしたが、宇宙人排斥の軍部過激派の工作により分断が加速。徐々に戦争の気運が高まっていき、地球人と宇宙人との全面衝突を避けるために、アトムは地球側の大使として宇宙人との交渉に赴きます。過激派のトップがのさばっている間は交渉は受け入れられないとする宇宙人側にアトムは時間を下さいと頼み込みます。

「宇宙人の皆さん、僕の誠実と覚悟をお預けしていきます。」

なんと、某アンパン野郎のごとく自分の頭をパカっと外して生首(ロボットだけど)をテーブルの上へと差しだし、首なしになるアトム。いやぁ、ビックリしました。首の根っこにスピーカーがついてるらしく、喋ると胴体の方から声が飛んでくるのがすげぇシュールです。このアトムの捨て身の行動に感銘を受けた宇宙人は地球側に時間を与えることを許し、また、同行していた新聞記者もアトムの立派な志に比べて自分はジャーナリストとしてなんと浅ましかったのかと涙を流します。

この首を外すシーンそのものだけでも相当の衝撃なのですが、この後10分くらいずっと首なしのまま話が進行して過激派と戦っていくのでさらに衝撃でした。アトムの人間への愛と覚悟、そして「やはり頭部はたかがメインカメラなのだ」という事が見ている私たちに凄まじく伝わる素晴らしいエピソードでした。

あと過激派とアトム&お茶の水博士のやり取りと最後の新聞記者の一言も素敵です。

 

「ヌマー局長!僕のエネルギーは後わずかです!あなたのような分からず屋は僕と一緒に海に落ちた方がいいです!」

「アトム!お前には人間の心は分からん!地球人が幸せになるには宇宙人を消す他ない!」

「地球人さえ幸せなら、宇宙人はどうなってもいいというんじゃね?」

「宇宙人は人間じゃない!」

「勝手な理屈じゃ。人間を人間扱いせん人間も人間ではない。今のあんたはミミズじゃよ。鱶の餌にすぎんのじゃ…」

 

「編集長、これから僕は絶対に人間の幸せに尽くす記事しか書きませんからね。」

「なんだと!?」

「新聞記者として当たり前のことです。」

 

こうして書いてみるとなんか富野っぽい感じのするやり取りかもしれないと思いました。100話頃になってくると富野も制作に本格的に関わってくるようなのですが、富野作品の源流のようなものがやはりアトムにはあるのかもしれませんね。

では今回はここまでで。